おしゃれな庭づくりをしようとして失敗する方の多くは、区画を分けずに植物を設置してしまい、ジャンルにあわない植物同士が生い茂るという失敗をやってしまいがちです。例えば、ポトスのような観葉植物が多いエリアの中に一つだけチューリップのような花がメインになる植物があった場合、違和感を生み出します。これですとまだ花がメインであるがそれと同時に葉もメインであるアサガオの方がポトスのような観葉植物とは相性が良いです。つまり、区画を分けることでそのエリアはその花が自然に成長しているとするのが望ましく、自然界でも同じエリア内に同じ草花が生い茂るのはそのエリアを拠点として花々が成長しているから違和感を生まないのです。ですが、自然界でも一つだけ他と異なる花があった場合違和感を生み出しますので、違和感をお庭造りで生み出さないためにはまず、植物の区画をきちんと分け、似た様な花を集めるのをお勧めします。ここでいう似た様な花というのは、外見が似ていることや植物の品種が似ていることを指します。統一するという行為の重要性は、実は庭を管理する側にとっても利点があり、例えば、絶対に必要であるとされる水やりの作業を効率的に行うことができます。こちらの区画の植物はあまり水を上げる必要性がなく、こちらはたっぷりと水を上げる必要性があるなど区画をきちんと分けていれば一つ一つ植物に丁寧に水を上げる必要性はなくなり、ホースで水を上げるという効率の良い方法が可能となります。無論、一個一個丁寧に水を上げても構いませんが、それを毎日続けるとなるとどうでしょう、植物が増えてくれば増えるほど管理する側の負担は増えます。そうなると果たして一つ一つの植物に対して水を与えることができるでしょうか。恐らくだんだんと手に負えなくなるはずです。そこから病気になった植物を見つけることも考えた場合、いかに区画を分けることがおしゃれな庭づくりに必要であるかは理解して頂けたと思います。